Last Kiss(THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS SS3A Live Sound Booth♪)
PCの中を整理してたら出てきた散文。
当時感じたことを忘れないようになるべくそのままアウトプットしておこうと思う。
確かSS3Aだと思うんだけどなぁ…。初めて生で聞いたLast KissがSS3Aで、そのときに書き散らした内容のはず。
ということで誰得今更で超限定的なSS3A公演振り返りってことで。
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Last Kiss
曲が流れ始めて彼女の表情が見えたところで正直息をのんだ。
5周年イベントと5thツアー公演で見た原田彩楓ではない。紛れもない三船美優だった。
今までは初の舞台や初の周年ライブということで、原田彩楓さんが必死に歌っている印象が非常に強かったけど、
今回は俺みたいな素人でもわかるくらいに硬さがなく落ち着いた、柔らかさの上に厳しさがベールのようにかかっている表情に完成度の高さが歌う前から感じ取れた。
そして歌いだしたその声に震えや迷いはなく、「Last Kissを歌っているときの三船美優」の声だった。
出だしはものすごく柔らかく入るので自信や実力が足りなければ如実に曲としての不完全さが出てしまうところなのに、
綺麗に歌いだしたところで、「Last Kissと三船美優が作り出した世界」に引きずり込まれた。
曲が「完成」するまで引きずり込まれた事実には気づかなかったけど。
三船美優が歌い続けることでにLast Kissが形を成していく様子を、目に涙を溜め込みながら聞いていた。
三船さんのペンライトを持っていないので多色ペンラと凛ちゃんペンラを握りしめていたけど、正直どうでもよかった。
だって振るどころか落とさないように握りしめるだけで精一杯だったから。
そんな状態で1番サビに入って3音聞いたらまた息をのむはめになった。「どうせ なんて言う私」の「どうせ」の3音。現地で聞いたときは、こんなに捨て鉢に感じ取れるような強さで「どうせ」と歌っていなかった!と思った。
自信なくてCD聞きなおしてみたら、明らかにCDと歌い方が違う。CD音源の「どうせ」は言葉そのものだけが弾むような歌い方をしているけど、今回は文字通り捨てるようなイメージ。「どう」には発音の強さがなく「せ」が「せっ」になっているのが一番感じたものに近い表現だと思う。
この3音でかなり違う曲になったと感じた。今回個人的に注目してほしいところTOP2なのでマジで早くBD化してくれ。
(しました。最高でした。)
1番サビを歌い上げて2番Aメロに戻るけど、1番サビの「どうせ」の影響が強すぎて追うだけで精一杯。
でもそのおかげで脳内で三船さんが主演のドラマ仕立てのMVが再生されてた。
今思えばそれだけ「Last Kissと三船美優が作り出した世界」に引きずりこまれていたんだなと思える。
2番サビが終わった間奏開けに「最後のわがまま あなたと私だけのメモリー」ってフレーズがあるけど、ここで諦めることを決心した様を描いた。
その後の間奏で自分の世界が動き出したことを表現していると、演出込みで聞いてやっと気づいた。ライブで気づいちゃったから余計に目に涙を溜めることになってしまった。
そしてラストサビでは気持ちが込み上げて決心が揺らいでいるけど、ぐっと堪えようとしている様をまじまじと見せつけられた。
ラストサビ始めの「募る思い 零れ落ちてしまう前に」までが三船さんの心の中、最後の1フレーズ「しまう前に」が現実の三船さんを見たときに落ち着いているように見えることを表現しているのではないかと。
最後に、「曲が「完成」」という表現を序盤でしたけども、この曲の完成は最後の一音が鳴り終わりほんの少しの余韻が生まれた瞬間でないかということを推していきたい。
フェードアウトしていくのではなく最後の2音が流れた後に唐突に音が切れることで無常さというか日常の1コマみたいなのを表現しようとしていることひしひしと感じられる。
残酷のようにも感じるが、世間から見たらなんてことのない1日が過ぎていくことを暗喩しており、本人たちの間で起きた出来事と世間からみたら日常の一コマに埋没してくような、そんな熱量の差にやられた。
このやられた、という感情に正確に表現する語彙力がないことが本当に悔やまれる。
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軽く体裁を整えたけど、ほとんど当時の熱量と文章のまま。
自分が感じたことを的確な言葉で綴ることの難しさよ…。。。
次はなにかなー。多分Silent Jokerか虹色lettersあたりかな。
うまく言語化できたら更新していこ。